高菜漬けのリアルなフランス生活

憧れていたわけでもないのに、急遽フランスで生活することになった高菜漬けが、リアルなフランスでの生活を伝えようと思います

フランスでの生活にかかるお金ってどれくらい?

  1. はじめに
  2. 家賃について
  3. 食費について
  4. 交通費について
  5. 光熱費、通信費等について

 1. はじめに

新しい場所で生活するとなった時にはやはり先立つものは気になると思います。

というか、自分は結構気になっていたので、本日は生活費についてです。

人によってどこに力を入れるのかなどまちまちだとは思いますが、

「節約、節約」

と爪に火を灯すような生活はしていませんが、無駄遣いはそんなにしていません。

そんな高菜漬けの生活費について赤裸々に紹介していきたいと思います。

 

2. 家賃について

フランス人特有のいい加減な仕事が積み重なり紆余曲折を経た結果、現在の高菜漬けの部屋は23平米で、家具にお皿、家電等がついた外国人向けの長期滞在用のホテルです。週に一度の清掃もついてお値段約9万円です。

まあホテルなのでこんな値段ですが、この値段だと自分の住む県の市街地(TGVユーロスターの停まる駅がある)で、駅近の家族で住める結構きれいなアパートメントが借りれるようです。

パリだともっとするのかもしれませんが、パリ在住のブログは山ほどありますし自分は興味もないので調べていません。(ぁ

ちなみに自分が住んでる部屋を学生が借りる場合、 4万円ほどだとか…

フランス、というかヨーロッパでは日本以上に学生が優遇されている気がします。

 

3. 食費について

食料品に関してはさすが農業国、安いです。

500 gのサラダで100円ほど。400 gのコールスローが600 g増量して(つまり1 kgで)250円とかです。ちなみにフランスはこの手のおまけのほうが多い売り方や、「2個買ったら二個目は何%OFF」などよくやります。

お肉に関しては牛が高く、鳥や豚が安いのは日本と同じ。ニュージーランドではちょうど逆転するらしいんですけどね。牛は1 kgで1300-1600円くらいですかね。量が多いものになるともっとキロ単価は下がります。ちなみに、ウサギ肉も普通に売っているのですがどう調理していいのかわからず手を付けていません。

あとは缶詰がいろいろな種類があって、これも安い。

パエリアの缶詰が1 kgで300円ほどでした。ラタトゥイユの缶詰も安くて自分で作る気が起こりません。

バターや牛乳等の乳製品も安いのでよくホワイトソースを作ります。

総じていえば自炊する分には安く健康的な生活を送れます。

 

あとはアルコールも安く、ビールは大ビン(こちらだと750 mL)では300円くらいからあります。普通のワインは割引なしだと270円くらいからですかね。料理酒用っぽいのはもっと安いのもあった気がします。

高菜漬けの場合、毎晩晩酌でワインやビールなどを一瓶空け、朝食はシリアル的なもの、昼夜は自炊ですごして月の食費は3万円に届きません。

 

…が、外食が入ると話は変わります。

とにかくこちらはファストフード以外のお店で食べると高い!

頑張って安く抑えようとしても2000円はいきます。

これは人件費が高いためで、このためにフランスのお店ではできる限り人を減らします。その結果、日本のような目の行き届いたサービスなど望めるはずもなく、働かない国民性も合わさってか、高く感じる割にサービスは悪い印象です。

あと、外食は非常に脂っこく、味付けが濃く、こんな食事ばっかりとっていればそりゃまぁこの光景(子供から大人まで多くの人が非常にふくよか(婉曲表現))になるよね、といった感じ。

外食は月に1-2食くらいが限度でそれ以上は耐えられないかなといった感想です。

 

4. 交通費について

あちこちへのお出かけ等は長距離バスが(近年、人気取り政策によって)整備されてていて、お安いです。電車系は遅延や取りやめによって乗り継ぎでろくなことがないらしく、上司のフランス人にもバスが無難と教えられました。たとえ国境を越えようとも、片道2時間くらいの場所であれば往復2000円くらいです。

電車の場合は30分ほどの旅で700円くらいでした。

メトロは月の定期が区間指定なく乗り放題で7000円以内とお安い。まるで学生割引が聞いているかのようですね。ちなみに月の定期を買うには会社からの書類が必要ですが、一週間乗り放題切符は少し割高になるものの書類なしで買えます。

 

と、ここまで書いてきましたが、高菜漬けの場合、職場の近くのホテルで徒歩勤務のため通勤費は0円です(笑

お買い物も徒歩圏内のところで済ませているので、やはり0円

しかし、公共交通機関を使わないと買い物に行けない人も多いようですので下調べは重要です。

交通機関でもストライキはざらにあるため、フランスに来るときはストライキの予定をきちんと調べておかないと、下手すると空港から動けなくなります。ご注意を。

 

5. 光熱費、通信費等について

光熱費や水道代、インターネット代は家賃に含まれているところも多いようですが、契約によるようです。電気代がかかる場合、朝は電気代が安いらしいので、早起きして洗濯等の家事を済ませるのが節約になるようです。

通信費の中でも特に携帯電話について、フランスではSMS(携帯の電話番号に送るメール)が非常に一般的です。ないと公共サービスや契約もろくにできませんし、県庁からの連絡でさえSMSで届きます。つまり、フランスの携帯電話番号を持つことは必須です。

その分、非常に安く、高菜漬けの場合、SMS、MMSは無制限、インターネットも30 GBついて一か月あたり700円しないくらいです。日本の携帯会社も見習ってほしいですね!

 

以上まとめると、高菜漬けの場合、月の生活費は日帰りの小旅行等を含めても13-14万円程度です。高菜漬けの場合、家賃が非常に高い(フランス人事務許すまじ)のがネックですが、家賃以外に絞ると遊興費を含めても5万円程度で毎日飲んだくれられます(笑

だいぶあけすけに書きましたが、これらの情報がこれからフランスにいらっしゃる方の参考になれば幸いです。